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キリスト教

■教えと歴史
 キリスト教は、現在のイスラエルに西暦紀元前後に生まれたイエス・キリストを神の子としています。父なる唯一の神、神の子、聖霊は三位一体とされ、その教えの根本は、イエス・キリストによる人間の罪の償いと、これに基づく救済(愛)が説かれています。
 聖典として、旧約聖書と新約聖書がありますが、モーゼ五書(創世記、出エジプト記など)を代表とする前者は、イスラエルの民を媒介として神が救済を約束したというユダヤ教の教典であり、後者はキリスト教特有のもので、神がキリストを通して救済を約束したとするものです。ただし、旧約聖書もキリストを準備する書として、後のキリスト教会によって教典に加えられました。
 キリストの教えは弟子たちによって広まり、3世紀初めにはローマ皇帝によって公認され、やがて国教として定められます。その後、ローマ帝国の東西分裂に伴い、東方正教会とカトリック教会に分かれ、ゲルマン民族と提携したカトリック(西方)教会が発展してゆきます。
 しかしそのカトリック教会も、聖地エルサレム奪回を目的とした11〜13世紀にかけての十字軍の遠征に失敗し、司祭の堕落や教会の退廃などから、権威は次第に失墜してゆくこととなり、16世紀にはドイツのルターやスイスのカルヴァンらによる宗教改革の波にさらされます。こうして、教会の権威を尊重するカトリック(旧教)に対し、聖書を中心とした個人の信仰を強調するプロテスタント(新教)が台頭し、西方教会は今日に至るまで、この二分された状態で歩むことになります。

■旧教と新教
カトリック(旧教)
 "カトリック"とはギリシア語で「普遍」を意味します。キリストは弟子の中から十二使徒を指名し、その中でペテロを頭としました。キリストの死後、ペテロはローマに赴き教会をつくりましたが、このローマ教会の司教であったペテロの後継者が、現在のヴァチカン教皇とされ、全カトリック教会の最高権威者となっています。
 日本での教会数は現在2000を超え、上智大学をはじめとする12の大学、30の短大、116の高校、91の中学校の経営が行われています。
プロテスタント(新教)
 先にも述べたように、宗教改革が起こった16世紀に、カトリックに抗議して分離したキリスト教のことで、"プロテスタント"には「抗議する者」という意味があります。ただし、プロテスタントという教派があるのではなく、ルーテル派教会、バプテスト教会、メソジスト教会など、カトリックから分離した各派を総称してそう呼んでいます。
 日本では現在5500を超える教会・伝道所が存在し、学校では立教大学をはじめとする10校が数えられます。

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