タイトル”屋外墓地の基本的構成”

お墓の歴史 屋外墓地の基本的な構成 いろいろな墓石の形
墓石に刻む文字 墓石に用いる石の種類 墓石選びのポイント

 お墓は、墓石と納骨棺(カロート)、それから区画を周囲から仕切る外柵(境界石)といった基本的なもののほかに、水鉢、花立、香炉、拝石、塔婆立、墓誌、物置台、灯籠、手水鉢、名刺受、化粧砂利などといった付属品から成りたっています。

■納骨棺
 お骨を納める室のことで、地下式カロートと地上式カロートの2種類があります。地下式は墓石の地下にコンクリートで箱形の室を作ったものです。最近は御影石で作ったものもあります。地上式は地上面の基壇の中、あるいは下台石の中をくりぬいて作ったものです。

■境界石・外柵
 区画と区画の境界をはっきりさせるもので、墓地の回りを石材で囲んだものです。簡単なものから、玉垣をのせた外柵を作り、入口に門柱をつけた立派なものもあります。

■水鉢・花立・香炉
 水鉢は、死者の渇きをいやすためのもので、花立は、その水鉢を中央にして左右に花を生けるためのものです。直接石に穴をあけたものと、円筒形のステンレスやプラスチックの脱着式のものもあります。脱着式のものは掃除が簡単で、冬場の凍結によって石の割れることを防ぐ利点があります。香炉は線香を立てるタイプと、横にねかせるタイプがあります。立てるタイプには雨水で火が消えるのを防ぐ笠付きや、横にねかせるオリンピック型などがあります。最近人気のある香炉皿を使うと便利です。

■塔婆立・墓誌・灯籠
 塔婆を使用しない宗派もありますが、塔婆立を石製で単独につくる場合と、外柵に組み込んだり、ステンレス製でつくる場合もあります。墓誌はお墓に納骨されている方の戒名、死亡年月日、俗名、行年を刻むものです。灯籠は墓前あるいは墓石の横に置きます。特に定まった型はありませんが、丸墓前灯籠、角墓前灯籠、置灯籠、雪見灯籠が一般的です。

■化粧砂利・植木
 雑草のはえることを防ぐために、砂利を墓所内に敷くことがありますが、土のままや敷石、芝生にすることもあります。植木は、霊園によって高さが決められていることがありますが、いずれにしても他に迷惑がかからない常緑で低木のもので、境界石や外柵をいためないためにも、根の張りの少ないものがよいでしょう。
近年は墓地面積が狭くなる傾向にあり、墓石も小型化、簡素化されています。ですから全ての構成要素を満たすことのできない場合もあり、形や設置場所も変化してきていますが、墓石の付属品の構成は変っていません。

■標準的な墓石各部寸法表 ※寸法単位:尺
大きさ
8寸角
9寸角
横×奥×高
横×奥×高
竿石
0.80×0.80×2.10
0.90×0.90×2.30
上台
1.40×1.40×0.90
1.50×1.50×1.00
中台
2.00×2.00×1.00
2.10×2.10×1.10
下台(芝台)
2.80×2.80×0.50
3.00×3.00×0.50
水鉢
1.60×0.50×0.90
1.70×0.50×1.00
香炉
1.00×0.50×0.60
1.00×0.50×0.60
寸法表については標準的なもので、地方によっても多少の違いはあります。

■標準的な和型石碑
 一般的な和型墓の原型については、江戸時代にできあがったといわれています。また当時の福禄寿信仰から、竿石=寿石、上台=禄石、中台=福石とも呼ばれ、天、人、地をそれぞれの石にあてはめてもいます。
 

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